長期優良住宅と一般建築の徹底比較 建築費と優遇税制、ランニングコストのメリット
正直、性能強化のため総建築費は、標準的な住宅で100~150万円は高くなります。設計料(申請費)、基礎、構造材、サッシの断熱性強化、給排水設備などがコストアップの主な項目です。
しかし、コスト増を上回る多くのメリットもあります。
- 税金の優遇措置が受けられます。所得税からの控除だけでなく、登記時の登録免許税、不動産収得税、固定資産税なども減免されます。
- 住宅ローンの金利が引き下げられます。
- 補助事業の「はりま風土木の家プロジェクト」で家を建てれば、補助金が交付されます。
- そのほかにも、省エネ性能が強化されますので、月々のエネルギーコスト(電気・ガス代)が下がり、維持管理と設備更新に要する費用も少なくて済みます。
長期優良住宅の損得勘定をシュミレーションしてみましょう。補助事業でやれば、追加費用なしで長期優良住宅を手に入れることができます。
【単位】 万円 | 一般住宅 | 長期優良住宅 | 差額 | |
物件購入費 | 土地(35坪) | 1,500 | 1,500 | |
建物(40坪) | 1,900 | 2,050 | ||
購入費合計 | 3,400 | 3,550 | +150 | |
住宅ローン | 自己資金 | 0 | 0 | |
借入額 | 3,400 | 3,550 | ||
金利(当初5年間) | 2.0% | 1.3%(0.7%優遇) | ||
6年目~15年間 | 2.0% | 1.7%(0.3%優遇) | ||
21年目~残期間適用 | 2.0% | 2.0% | ||
総返済額(ボーナス時返済は40%) | 4,730 | 4,680 | ▲50 | |
減税 | 住宅ローン減税(所得税控除) | ▲285 | ▲286 | ▲1 |
諸税・登記費用 | 固定資産税・都市計画税(5年総額) | 90 | 79 | |
登記費用 | 20 | 20 | ||
諸税合計 | 110 | 99 | ▲11 | |
補助金交付 | 0 | 120 | ▲120 | |
総合メリット | 結論 補助金を活用すればわずかな 追加費用で長期優良住宅が手に入る |
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