構造の安定(耐震性能) 大地震が発生しても倒壊や致命的な損傷からまぬがれ、住人の生命を守る
構造の安定(倒壊等の防止)
【耐震等級2以上】 極めてまれ(数百年に一度程度)に発生する地震(東京で震度6強から震度7程度の地震)の1.25倍の力に対して、倒壊や崩壊が生じず、少なくとも中にいる住人の生命が守られる構造になっていることが要求されます。ここでは、最も標準的なケースで説明します。ちなみに、等級1は基準法レベル、等級3は基準法の1.5倍の力に耐える性能。
【階数が2以下の木造住宅の場合の仕様基準】
壁量 (地震と風圧に対して筋交い等の耐力壁が必要量) |
接合部 (筋交端部、柱頭脚、胴差・通し柱、横架材) |
壁のバランスのよい配置 (4分割法で壁量充足率、壁比率、返信率) |
基礎 (基準法、地盤の長期許容応力、スパン表等) |
床倍率 (各階、各方向で耐力壁線、必要床倍率、平均存在床倍率) |
横架材 (基礎の各部寸法、配筋、スパン表等) |
【参考】 基礎や横架材の断面寸法については、構造計算によらずに簡易的にスパン表から算出することができます。安全側の条件で評価するため、一般的に構造計算による場合より断面寸法は大きくなります。
一般社団法人住宅性能評価・表示協会 地震などに対する強さ(構造の安定)
⇒ 次の基準 【構造躯体等の劣化の軽減】