建築費は高くなりますが・・・ 性能強化のためには、当然ですが建築費上がります
般建築と長期優良住宅の建築費の比較をシュミレーションします。一般建築で想定されているグレードがどの程度かによっても変わってきますが、おおまかにいえば性能強化に要する費用として約40坪程度の住宅で100~150万円のアップになります。
参考:住宅生産団体連合会 「長期優良住宅に係る標準的な性能強化費用」
試算条件:ごく標準的な木造二階建て、延床面積40坪(135m2)の住宅
一般的な住宅(建築基準法レベル) | 長期優良住宅 |
性能強化費用
(円)
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耐震性 |
耐震等級1 建築基準法レベル 阪神大震災規模の地震で倒壊しない |
耐震等級2以上 筋交や金物が一般住宅よりも約2.5倍 増える 10-15本筋交増 |
350,000 |
劣化性 |
劣化等級3 外壁通気構造、柱はD1材、地盤面から1mは防腐・防蟻処理、土台はヒノキ・ヒバ 等、水切有、脱衣室床にCFシート、壁ビニルクロス、ベタ基礎、基礎高40cm、 基礎パッキン工法、小屋裏換気有 |
0 | |
維持
管理
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維持管理等級1 基礎立上り外部ケリ出し部配管埋込 |
維持管理等級3 基礎立上り外部ケリ出し部配管は サヤ管等により埋め込まず |
200,000 |
省エネ |
省エネ等級2 天井:ロックウール(フィルム) 75mm 壁 :ロックウール(フィルム) 55mm 床 :スタイロフォーム 40mm 開口部: 金属性サッシ枠+複層ガラス(A6) |
省エネ等級4 天井:ロックウール(フィルム) 160mm 壁 :ロックウール(フィルム) 90mm 床 :A種押出型ポリスチレンフォーム保温版 3種 65mm 開口部: 金属性サッシ枠+ 低放射複層(Low-E)ガラス(A6) |
570,000 |
火災 |
感知警報装置設置等級2 台所・寝室 同 等級3 +階段・居室 |
0 | |
耐火 |
耐火等級1 外壁サイディング、普通ガラス |
0 | |
空気
環境
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ホルムアルデヒド対策等級3 機械換気 F4建材 |
0 | |
光視
環境
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等級なし() 単純開口率・方位別開口比用計算書作成 |
0 | |
音
環境
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等級なし(一般的には非選択) | 0 | |
高齢者
配慮
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高齢者配慮対策等級1 建築基準法レベル 階段踏面・蹴あげ・手すり |
0 | |
防犯 |
防犯対策等級なし その他が一般的(対策を講じる場合は建具表が必要) |
0 | |
申請
費用
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技術審査費用・行政庁手続料 設計性能評価申請費用 長期優良住宅申請図書作成費用 |
350,000 | |
その他 | 等級打合せ・仕様確認費用 | 30,000 | |
合計追加費用 建築主の負担となる費用の目安です |
1,500,000 |
参考:住宅生産団体連合会 「長期優良住宅に係る標準的な性能強化費用」
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