維持管理と履歴保存・保証サービスに関するルール 維持管理や定期点検、住宅履歴書、保証サービスに関するルールです

1.維持管理・保全計画書の提示

「良い住宅をつくって、きちんと手入れし、長く大切に住まい、次代に住み継いでゆく」「資産としての住宅の価値を」高め、富の上に富をつくる」には、長期にわたる維持保全の計画があり、それをきちんと実行してゆくことが肝心です。

 

参考 keikakusho 維持管理計画書(案) tenken 住宅履歴書と点検・修理の記録(案)

配管などの点検、清掃、補修、故障などが発生した際の取替えなどの対応のしやすさについては【維持管理・保全への配慮】をご覧ください。

2.住宅履歴情報の蓄積(「あんしんいえかるて」の利用)と点検の励行

住宅を良好な状態で維持・管理するには、住宅の竣工時の状態を記録し、その情報を更新・蓄積してゆくことが最も有効な手段です。そのために作成されるのが住宅履歴書です。これがあれば、中古住宅として売買するときにも、売主/買主双方が安心・納得して取引できるだけでなく、住宅の資産価値が適切に評価されやすくなる効果を引き出します。住宅履歴情報を電子データで蓄積し、管理・活用するためのサポートサービスを提供するのが「住宅履歴情報サービス機関」です。はりま風土木の家プロジェクトでは、住宅瑕疵担保責任法人「(株)住宅あんしん保証」が提供する「あんしんいえかるて」の利用を義務付けしています。

「あんしんいえかるて」では、定期点検の時期が到来すると施工者に経過年数の通知をて、点検が確実に励行されるようにサポートします。(予定)

3.現場写真管理と定期点検の確実な実施

DoPhotoプロジェクトでは携帯電話やスマホを使った施工管理と現場情報の共有を図っています。ツールには「Do! Photo」を採用しました。

現場で撮った写真をアップロードして報告し、上司や施工者同士の間で確認や指示を求めたりすることができますので、遠隔地からでも対応が可能です。撮影する部位はあらかじめ決められており、指示書に従って確認すべき事項を確実にチェックしてゆきます。その結果、無駄を省いた効率的な施工管理が可能となりますので、コストダウンにもつながってきます。

遠隔地にいる建築主への現場の進捗状況がリアルタイムで報告でき、さまざまな相談ごとや細部の確認にも応用ができますので、きめ細かな対応が可能です。もちろん、撮影した写真は「あんしんいえかるて」にもデータ蓄積ができますので、将来リフォームする際にも有効活用ができます。

 

4.住宅設備の5年保証の実施

「はりま風土木の家プロジェクト」で建てた住宅の設備機器には、5年間の無料修理保証の「IGSサービス」がついています。ただし、下表にある特定のメーカーと商品が対象であることと、保証外となる故障や損傷(免責事項)もありますのでご注意ください。

【対象の8商品 システムキッチン  システムバス
洗面化粧台  給湯器 電気温水器
 エコキュート  一体型トイレ機器  エアコン
【対象の11メーカー】 パナソニック LIXIL
TOTO クリナップ  タカラスタンダード
ノーリツ リンナイ ダイキン
トーヨーキッチン 日立ハウステック 三菱電機