仕様に関するルール(選択項目) 自然エネルギーや居住環境などいくつかの選択枝から少なくとも1項目を選ぶものです
下記の項目から最低1項目以上を選択採用すること。採用項目数が多ければ多いほど、より「はりま風土木の家」らしさが増すことになります。
長期優良住宅に適合するには省エネ性能で等級4が必須となっていますが、ここにある選択項目は省エネ性能を満たし、かつ自然エネルギーを有効に利用するパッシブハウスデザインを具現化する手段です。
A-1 軒を深くし(900mm以上)、夏の日射を遮蔽し、冬の日射熱を取り入れる(矩形図)
A-2 簾や落葉樹による植栽で日除けする(配置図)
A-3 内障子を設け、窓との間の空気層で断熱効果をもたらす(平面図)
A-4 太陽熱パネル又太陽光発電を利用する(立面図、屋根伏図)
A-5 HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を採用する(電気配線図)
B-1 心地よい風を取り入れるため、引戸や縦すべり出し窓格子等のいずれかを適切に配置する(平面図、建具表)
B-2 小屋裏の自然排気による通風と排熱を図る(矩形図、立面図)
B-3 オープンな間取りで家全体に新鮮な空気をさりげなく取りこみ、家全体を巡り2階から自然(温度差)排気される計画をする。或いは、地窓、欄間等を配し、自然風を巡らせる工夫をする(平面図、立面図、建具表)
B-4 美しい街並みを形成する軒ラインを新旧建物で統一する
B-5 生垣や植樹等で街並みや田園地帯の佇まいに相応しい景観を形成する(配置図)
注意:
B-4と5は地区景計画や景観計画、建築・景観協定の対象である場合は、その内容と」の調和を図ることが求められます。
C-1 板張りの広縁や、縁側、濡縁・ウッドデッキ、上がり框、式台等で客人のおもてなしスペースをつくる(平面図)
C-2 板張壁もしくは板塀を採用する(平面図)
C-3 土間式の内玄関を設けて、客人と家族のエリアを程よく区分けする(平面図)
C-4 小舞壁構造(土壁)とする
C-5 漆喰や珪藻土等の湿式塗壁を採用する
C-6 瓦屋根を葺く(立面図、屋根伏図)