はりま風土木の家プロジェクト Web Site

「はりま風土木の家プロジェクト」は、播磨地域で住宅建築を担う工務店と関連する地場産業の広い連携により、地元の材木を使い、地域の気候や風土にあった優良な住宅を生産し、維持管理する体制です。国土交通省の補助事業である「地域型住宅ブランド化事業」で平成24年度第１回目の募集で採択されたグループです。

はりま風土木の家プロジェクトは、住宅の仕様や施工基準、第三者による検査体制や維持・管理に関する共通ルールを取決め、このルールに基づいてプロジェクトに参画する工務店が「はりま風土木の家」を建築します。

共通ルールでは、住宅の構造や省エネ性能等の性能面である    一定の基準（長期優良住宅）をクリアすることが求められており、更に地盤調査や性能評価・表示制度の利用、厳格な第三者検査が義務付けされています。平成21年から義務化された住宅瑕疵担保責任保険では、住宅あんしん保証（株）の保険が付保されますので、不十分な構造や雨漏りなど目に見えないもののトラブル（瑕疵）が発生しても保険が対応しますので安心です。

住宅の完成引渡後も、定期点検などにより適切な維持管理を実施し、当プロジェクトの事務局に報告されることになっています。更に、仮に当初の施工店が倒産などで事業継続できなくなった場合でも、代りの工務店が引き継いで維持管理をしてゆく体制をとっております。

この体制を維持・発展させてゆくため、当プロジェクトでは、その他にも不断の人材育成・技術力向上や業務改善、信頼性向上、広報・普及促進活動など安心と信頼への取り組みでさまざまな方策を講じて優良な住宅供給と維持管理の体制を構築してまいります。

「はりま風土木の家プロジェクト」は、いわば住宅版の地産地消で優良住宅をつくる業態革新の活動で、棟梁や大工・左官職人等の技術継承によって伝統文化の保全と地域経済の活性化、都市と農山村の広域連携や林業再生による循環型社会の再構築をめざすものです。

皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

平成24年8月30日

はりま風土木の家プロジェクト　事務局