卸会社が施工? ふつうの卸は施工はしませんが、当社は違います

なぜ施工をするようになったのか?

住宅設備や建材の卸会社は流通業ですので、通常は自社では施工はしません。商品そのものは施工を伴うものですので、普通はメーカーが付帯工事として組立や据付工事込みで商品を販売してくれます。いわゆるメーカー施工ですが、各メーカーの各商品毎に細部での施工方法が異なるため、複数のメーカー商品を扱う卸(代理店)が、自社で職人を抱えて施工をするのは経済合理性を考えると大変不経済です。

当社も以前はメーカー施工で楽をしておりました。ところが、ここには大きな落とし穴があります。

ひとつは営業社員に商品と施工に関する知識の蓄積が難しくなることです。ややもすればメーカー任せになって、現場情報をメーカーにつなぐだけのブローカーになり下がってしまう危険が出てきます。そうなると、お客様やお得意先の信頼がそこなわれます。

次は、現場での商品クレームです。商品の良し悪しを一番よく知っているのは、現場で施工をする職人です。メーカー施工に慣れてしますと、自社では商品のよしあし判断ができなくなってしまいます。メーカー毎の比較もできませんので、商品開発のアドバイスや切磋琢磨を求めることもできなくなってしまいます。

それでは長期的に当社の企業価値を損ねてしまう結果をもたらしてしまいます。

そこで、大決心。自社施工体制を作り上げることにしました。平成7~8年のころです。

施工体制の確立に苦節10年・・・

十年以上かかりました。工務部門をつくって、施工職人を組織するのですが、最初は従来の慣れで営業は直接職人に頼んだ方が早いし、面倒くさくないので工務を経由しません。現場フォロー依頼書という書き物で工務部門に施工依頼することになっているのですが、ベテランの営業であればあるほど直接職人に指図した方が早いし正確なのでだれも書いてくれません。

工務グループは幾度となく存亡の危機がありましたが、じっと我慢で少しづつ前進。営業も工務に頼んだ方が楽だし営業成績も上がることに自信をつけてくると、工務部門は著しく成長してきました。工務部門を立ち上げたころからするとかれこれ苦節十年です。

今や工務課はかけがえのない存在。身内の話で恐縮すが、メーカーの施工班よりもきめが細かく、出来栄えも上々、と営業部門は高く評価しています。大型案件でも工務部門が職人の段取りと商品の搬入など、現場のすべてを采配してくれますので工事がスムーズに進むとのことでお客様の評判もよく、受注件数も増えてきました。給水装置の指定施工店登録もされていますので、給排水管との接続も単独で可能です。施工責任区分が明確で、現場における工事原価の低減にも貢献しています。

工程管理では、市販のスケジュール管理ソフトで施工職人の工事の段取りをしています。一番便利なのは、雨天や現場の都合で工程の組替えをする時です。これがあるので、より多くの工事現場を効率的に消化することができています。コスト競争力の向上にも大きな寄与。現場の職人も、仕事がやりやすいと好評です。

施工体制と職人

当社の主な施工班と職人は、ほとんどが当社専属です。定期的にマナー研修や施工研修を実施し、高いレベルの工事品質が維持できるように日々研鑽をしております。

エクステリアや住宅設備機器の組立・据付工事以外の電気工事、設備工事、木工事、金物工事等は、必要に応じてそれぞれの専門分野の当社得意先(販売/施工店ネットワーク)が協力してくれますので安心です。