プロジェクトの共通ルール 当プロジェクトによる住宅の設計・施工・維持管理に関する共通ルール

この共通ルールは、木造住宅で利用する地域材に関するルールの他、構造や省エネ性能など、住宅の基本性能を満たすものだけでなく、施工時の要所における第三者による厳格な検査や完成・引渡後の長期にわたるきめの細かい維持管理を実現するための基本ルールを網羅しています。

建築業者が誰であっても、守らねばならない共通のルールを定めるもので、このルールによって建築され、事務局によって確認された住宅のみが「はりま風土木の家」のブランド名称をつけることができ、国の補助事業の対象にもなります。

仕様に関するルールは、必ず守らねばならない必須項目選択(オプション)項目に分かれています。選択項目は、(1)省エネ対策と自然エネルギーの利用 (2)居住環境と街並み (3)循環型社会と地域社会 のグループに属する複数の項目からそれぞれ最低でも一つの項目を採用することが必須条件になっています。選択項目は、地域の気候や風土に合わせるために設けた項目で、採用の項目数が多ければより地域度が高い住宅といえます。

地域材の供給等に関するルールは、地域材の定義と使用部材、使用割合、調達方法などのルールです。

そのほかにも、積算・資材調達・施工に関する関するルール維持管理と履歴保存・保証サービスに関するルールがあり、これらのルールが一体となって安心と信頼の地域型住宅の取り組みになっています。